木製だった赤い円盤
追求一未知への招待
長き40mの空中エスカレーター
スカイロビー260人乗りの
エレベーター+
シュミレートホールではシュミレート
トラベルの宇宙飛行の操縦ができる。
レーザー光線による
大カラーテレビもある。(40分)
この建物は、巨大な円盤(直径46m、
高さ13.5m)を地上10mに建設する
という従来の施工概念を
超越した設計である。
実際の施工に当り如何にして設計を忠実に
表元するかに苦慮した。
鉄骨は、エレベータシャフト周辺部、
8本の鋼管柱から成る円形コアーと、
外用部分の、コアーを中心として持出された
トラス合成梁とから成っている。
部材数は、6,000個にも上った。
 ̄
工程は、鉄骨建方を44年8月中旬には
終了し、それより直ちに木製屋根
(木製たるきの上に難燃ベニヤ張リ、
屋根防水ロンリユーム用下地)の施工に
着手することとし、この工程は、
展示グループの機槻施設関係者から
内部設備上強く要請された。
鉄骨の納期については、
鉄骨フアプリケータである
日立造船では、各工事の受注が山積しており、
大巾に業者の要望を受け入れざるを得ず、
コアー部鉄骨終了時には早や梅雨期の影響を
受け、鉄骨の納期遅延なども重なって、
鉄骨完成時期が大きく くずれることが
予測されたので、当初計画では建方用に
355TCl台の予定であったが、工期を
取戻すために更に1台投入した。
その上残業と各業者の協力により
8月末には、ほぼ鉄骨工事を終了させる
ことができた。
また屋根面などの屋外部分は総て木製で
、ロンリユームと特殊塗装による防水処理
となっているが、その曲面施工の状態
をよくご覧いただきたい。
第二回 建築祭 資料より
日立館の建物について